品川パーキングアクセス

南側出入口
北側出入口

品川パーキングアクセスとは、「品川駅東口地区再開発地区計画」の開発地区のうち、A1地区(品川インターシティ)、B1地区(品川グランドコモンズ)、B3地区(アレア品川)の各ビル駐車場及び駅前交通広場地下の港区公共駐車場駐車場を接続する駐車場への接続地下車路の名称です。

各線約700mの車路二線が、地区内を南北に貫通し、途中Uターン路3箇所、総延長約1,500m、幅員約6m、高さ3.2m(公共駐車場接続部の高さ2.1m)で、地区内9箇所の駐車場(駐車台数約2,500台)を接続しており、通行時間は午前7時から午前0時となっています。

所有者および施工者は、各地区民間開発事業者及び港区で工事着工は平成10年9月、A1地区、B1地区の竣工は平成15年3月末、部分供用開始は同4月5日、B3地区の竣工は同年6月20日、全面供用開始は、同年7月1日です。

品川パーキングアクセス南入口
品川パーキングアクセス南出口
品川パーキングアクセス内部

複数のビルの駐車場を接続する地下車路としては、広島市紙屋町交差点付近の開発に合わせて造られた「もとまちパーキングアクセス(平成6年3月供用開始、地下延長820m)」がありますが、これは地上の基町・紙屋町地区の交通渋滞を緩和する通り抜け道路としても使用されていることと、広島市が道路として管理している公道であること等、品川パーキングアクセスとはその点で異なっています。

品川パーキングアクセスは官民共同で一体開発された駐車場利用者のための車路であること、その規模および公道ではないことなど他に例を見ない施設となっています。

品川パーキングアクセス及び品川セントラルガーデン(歩行者大空間)の建設は、「品川駅東口地区再開発地区計画」の中で計画されたものですが、地下車路を建設することにより歩行者の交通動線と車両交通動線を分けることが出来、またA1、B1地区の各高層ビルを周辺の道路で分離することなく一体的な大街区として開発することが可能となり、A1、B1地区の間に公共空地と建物の壁面後退部分と公園を一体的に配置することで、大規模な歩行者大空間である品川セントラルガーデンを創り出しています。